#5-言語化に潜む毒リンゴ

解毒するための試行錯誤って大変
清水淳子 2024.06.23
読者限定

こんにちは『音になるまえの声』です。このニュースレターは、不定期で清水淳子の誰かに話したかったかもしれないけど、話さなかった言葉をテキストにしてみる実験です。現在74人の方が登録してくれたようで緊張してくる。けど、今日もゆるゆるとテキストにしてみよう、土曜の夜。

今週やたらと伸びたツイートがある。それがこちら。

「言語化」が必須スキルとして広まってる最近だけど、言語化が身についたあとは、何でもかんでも言語化せずに、場合によっては、いかに言語化しすぎないで、目の前の純粋体験を感覚のまま消化するか…?という使い分けの修行が必要になる気がしてる。
https://x.com/4mimimizu/status/1803725832189604030

最近やたらと「言語化」という言葉を聞くし、本屋さんに行くと「言語化」と大きく書かれた本が目立つ。曖昧で不確かで目に見えないできごとを言葉にするスキルが今求められているようだ。そんな流れに最近はうんざりしているが、私もかつて必死に言語化を頑張ろうと決意した時期、言語化が楽しくてしょうがない時期があった。そのことについて思い出したので書いてみる。そのきっかけは確か24歳くらいの時。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、1909文字あります。

すでに登録された方はこちら